信濃磯辺六ヶ寺のひとつ・本誓寺から名を引き継いだ

真宗寺しんしゅうじ

真宗寺

開基である教念は、常陸国で宗祖親鸞聖人の弟子となり、後に文永9年(1272年)高井郡笠原村(現中野市)に創建しました。これが磯辺六ヶ寺のうちの1つ、笠原本誓寺です。この本誓寺は、もともと真宗寺と称していましたが、本願寺派の8世蓮如上人が信州布教の際に立ち寄り、厚遇に報いるため、特に「本」の字を許し、本誓寺と書き与えました。このため、旧寺号である真宗寺を門弟に譲ったので、ここに真宗寺として別寺が誕生、これが安養山笠原別院真宗寺として、のちに飯山に真宗寺となりました。この寺は、明治の文豪、島崎藤村の名作「破戒」に登場してくる蓮花寺のモデルになったことでも有名です。

正式名称 安養山 真宗寺
住所 長野県飯山市南町22-17
アクセス ●車で
豊田飯山ICから車で10分

●電車で
JR飯山線飯山駅から徒歩5分
JR北陸新幹線飯山駅から徒歩5分
駐車場 有り(10台駐車可)
お問合せ TEL 0269-62-2679

信濃-常陸の御旧跡