行事・イベント

2019.09.26

真宗教団連合 中央研修会(第37回 同和問題を中心として)

是栴陀羅と差別問題について

真宗教団連合では隔年で同和問題、靖国問題をテーマとした研修会を開催しており、令和元(2019)年度は、中央研修会(第37回同和問題を中心として)を、浄土真宗本願寺派聞法会館を会場として令和元(2019)年9月10日(火)から11日(木)の期間で開催した。

今回は同和問題を中心に据え、経典に説かれる「是栴陀羅」問題を軸として、経典、和讃の文言から各教団が どのように受けとめてきたのかを学ぶとともに、歴史観光都市である京都市内でフィールドワークを行い、人権と観光を通して被差別民と寺社との関係・歴史について学ぶことを目的に開催した。

1日目には、広く一般の方にも「是栴陀羅」問題を共有するため、講義Ⅰと講義Ⅱを公開講座とし、講義Ⅰでは、浄土真宗本願寺派総合研究所の満井秀城氏より、「経典拝読の基本姿勢を確立する」、また、講義Ⅱでは、真宗大谷派解放運動推進本部本部委員阪本 仁 氏より、「対話を求めて」と題し、それぞれ「是栴陀羅」問題について講義をいただいた。 
また、引き続き行われた講義Ⅲでは、穀雨企画室代表の渡辺 毅氏より、「歴史から読み解く差別問題」と題し、翌日の人権フィールドワークの説明を中心に講義いただいた。
2日目は、渡辺 毅氏案内のもと、西陣&千本地区(京都市北区)において、人権フィールドワークを行い、各地点にまつわる様々なエピソードから人権問題を考えた。
引き続き、聞法会館に戻り、各班毎に話し合いを行った後、講義ⅠからⅢの講師出席のもと、全体会において、各班の発表を行った。続いて各講師、同和委員会藤井学昭副委員長より、それぞれ2日間のまとめのお話をいただき学びを深めた。

なお、中央研修会には、加盟各派の代表、各支部、地区の代表など39名(スタッフ除く)が参加した。また、公開講座には、中央研修会の参加者を除く、一般参加者83名の参加があった。

テーマ 是栴陀羅と差別問題について
開催期間 令和元(2019)年9月10日(火) から11日(水)まで
会場 【研修会】浄土真宗本願寺派 聞法会館(西本願寺北側)
【人権フィールドワーク】西陣&千本地区(京都市北区)

開会式の様子(公文名委員長の挨拶)

班別話し合いの様子

公開講座の様子

フィールドワークの様子

全体会の様子


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