2006(平成18)年の法語

表紙

いま 光がとどいたのではない
光に遇わなかっただけだ

吉岡 妙子
1月

人の悪はとがめるが
自分の悪には 気がつかない

大平 成雄
2月

念仏は苦悩を 避けるのではなく 乗り越える力

光山 道潤
3月

驕りは 人間を滅ぼし 争いは 世界を滅ぼす

西原 恵照
4月

愛されていない命は 一つもない
尊ばれない命は 一つもない

西脇 顕真
5月

浄土への道は 彼方ではなく 私の足元にある

里見 淳英
6月

仏の願いはそのまま 私の願いはわがまま

帰雲 真智
7月

いま聞き いま うなずき いま念仏申す

久保 龍子
8月

ほんとうの自分に 出会えない人生は むなしい

鷺澤 顯昇
9月

拝む手に つたわるみ名の あたたかさ

髙木 明義
10月

当たり前と 思っていたことが
有り難いと 気づかされる

撫尾 巨津子
11月

人生は 聴聞を続けることで 広く深くなる

冨永 正信
12月

迷信に惑わされ 正信を見失うこと なかれ

隅谷 俊紀

「今月の法語」は、真宗教団連合発行の『法語カレンダー』に掲載の月々の法語をご紹介しています。
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